咳が続く

こんな場合は早めの受診を

咳が続くときの対処法

長引く咳の原因

• 感染後咳嗽
• 咳喘息、気管支喘息
• 心不全
• CPOD
• 副鼻腔炎・後鼻漏
• 逆流性食道炎
• 細菌性肺炎
• 肺がん
• 結核

感染後咳嗽

風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎などの感染症の後に、熱が下がっても咳だけが続くものです。気道粘膜が傷み、軽い刺激で咳が引き起こされます。多くは自然経過で良くなりますが、一部の方は3週間を超えて咳が続く場合があります。
コロナ禍後では、人前で咳をするのが気が引ける、はばかられることが増えました。症状を落ち着けたいなどご希望があればお気軽にご相談下さい。

心不全

心不全で肺うっ血を起こすと咳がでます。多くは、横になった時に咳が増え、座ったり立ったりすると改善します。典型的な症状は、「起坐呼吸」と言って夜間横になると息が苦しかったり咳が出て眠れず、座ると楽になる状態です。心不全の場合は、他にも両足のむくみが出たり、体重が増えることがあります。

このような症状がある場合は早めに病院でご相談下さい。

COPD（肺気腫）

多くはタバコが原因で起こります。肺胞と呼ばれる肺の構造が破壊される事で、息の吐き出しが難しくなります。症状としては、動いた時の息切れや、咳があります。咳は痰を伴う咳（湿性咳嗽）の事が多いです。肺機能検査（肺活量検査）を行って診断します。禁煙がもっとも大事な治療方法です。その他に、吸入薬や去痰薬などを用います。これらの治療でも息苦しさが残る場合には在宅酸素療法を行う場合があります。

結核

結核は抗酸菌と呼ばれる種類の細菌によって引き起こされます。通常の抗生剤は効果がなく、複数の抗生剤を使って治療を行います。長引く咳の原因に結核が隠れていることがありますので、3週間以上咳が続く場合には胸部レントゲン検査を一度受けられることをおすすめいたします。

気管支喘息

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